四日市市は三重県の北部に位置し、西は鈴鹿山系、東は伊勢湾に面した温暖な地域です。太古より市内各所に古墳が築かれ、なかでも志氏神社古墳は市内唯一の前方後円墳として知られています。
文明 5 年の外宮庁宣案には「四ヶ市庭浦」の地名が記されており、この頃にはすでに定期市「四日市」が成り立っていたともいわれています。
江戸時代になると、市場町・湊町の四日市に「宿場町」「陣屋・代官所の町」が加わり、北勢の行政・商業の中心地として知られるようになり、幕末から明治にかけては、菜種油や肥料の生産や取り引きの盛んな町として栄え、四日市港の修築で勢い生糸、紡績を中心として繊維工業へ、さらに、機械工業や化学工業の進出が相次ぎ、日本の近代工業化への歩みを模したかのような形で四日市地域が商工業の都市に進展しました。
明治 30 年に市制を施行し、昭和 5 年に塩浜、海蔵の両村を合併して以来、昭和 32 年まで周辺の町村を併合、さらに、平成 17 年 2 月 7 日に楠町と合併し、現在の市域となりました。 ( 四日市市公式ページより抜粋 )